今かかっている病院で手術を勧められました。しか し手術が本当に一番良い方法なのか、話を聞いて も分かりません。後悔したくないのでセカンドオピニ オンを受けたいのですが、病院選びにもコツがある と聞きます。どこへ行ったら良いのでしょうか? また、今かかっている医者にセカンドオピニオンを 受けると言いづらいのですが、何も言わずに行って も良いものでしょうか?
セカンドオピニオンを取りたいという気持ちは、病気にかかった方であれば当たり前に感じることだと思います。また、患者の権利として認められているものでもあります。
しかし実際は、今かかっている医師(主治医)にセカンドオピニオンについて申し出ると嫌な顔をされたり、なかなか資料を貸してもらえないということも少なからずあります。セカンドオピニオンを受けるのであれば予定していた検査や手術を一旦白紙に戻すと医師から告げられることもあるようです。
また、セカンドだけでは判断できず、サード、フォースと渡り歩くケースもあります。
納得のいくセカンドオピニオンを取得するには、以下の3点に留意すると良いでしょう。
①自分は何を目的としてセカンドオピニオンを受けるのかを整理する
自分は何を目的としてセカンドオピニオンを受けるのかを整理した上で、主治医との相性、信頼度、転院の希望の有無などをふまえて検討していく必要があります。
目的を整理してみると、セカンドオピニオン(他の医師の意見を聞く)を受けたいのではなく、実は主治医(主となってその患者の治療を担当する医師)選びをしたいと思われている方もいらっしゃいます。
目的が明確になり、それを主治医にはっきり伝えれば、大抵の方は理解します。 しかし理解が得られないであろうと予測できる場合、また実際に断られた場合には更に違う方法を検討する必要があるでしょう。このような時、医療コーディネーター がご相談にのることができます。
②主治医とは違う治療方針をもつ医師の意見を聞く
セカンドオピニオンが患者の権利と言われる理由は、患者が"自分で自分の受ける医療を決定する"という考えがあるからです。まずは自身の病気についてしっかりと理解する必要があります。そのためには、今の主治医の意見(ファーストオピニオン)をしっかりと聞き、自分の病気のこと、治療のことを理解します。
その上で、主治医とは違う考え方や最新の情報がないかなどを確認するために、 別の医師の意見(セカンドオピニオン・サードオピニオン)を聞きにいくことになります。
主治医と同じ診療科の医師であれば、似たような意見を持っている可能性が高いため、違う診療科が良いでしょう。もしくは同じ診療科でも違う方針を持っている医師のもとへ行くことを薦めます。
例えば外科の医師から開腹手術を薦められているがそれ以外の方法を検討したいのであれば、①放射線科や②内科を受診する③内視鏡手術など体に負担をかけない方法を積極的に薦めている病院へ行く、などが考えられます。
③「情報を多く持っていること」ではなく「自分にとって必要な情報と深い理解」が重要
セカンドオピニオン、サードオピニオンと情報はたくさん手に入ったが、最終的にどうやって選らべば良いのか分からないということはよくあります。また、詳細な病院 情報を手に入れることは個人では難しいこともあると思います。
そのような場合には医療コーディネーターが独自のネットワークなどを通じて情報を入手します。そして集まった情報からあなたにとって必要なものを選択し、説明し、理解を助けることを通じて最終的な決断を下すまで支援します。
参照:セカンドオピニオンガイドも合わせてご覧下さい。
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