ご相談事例

60代女性 認知症
相談者:40代息子

依頼者の母は物忘れが数年前より始まっており、依頼者の父が心配して近くの病院を二人で受診。初期の認知症と言うことで薬を飲んでいた。今年に入り今度は父ががんで入院。住まいは田舎だったため、一人息子である自分が両親を東京へ呼び、がんの専門病院に入院してもらった。しかし、数ヶ月後に父は死亡した。

あまりに急なことで母は驚いていたが泣き暮らすというほどではなかった。しかし、父が亡くなって49日を過ぎる頃より母の物忘れがひどくなってきた。気持ちの落ち込みも強く、田舎に帰りたいと言い始めた。母は認知症があっても一人で暮らしていける、と言っている。しかし最近は気分も塞ぎがちなためデイサービスにも通っていない。

今住んでいるところは母の地元ではないため友人もおらず、人との交流が少ない。田舎に返してあげたいとは思うが一人で帰すのは不安。そうは言っても自分も仕事を辞めて付いていくことも現実的には出来ない。どうしたら良いのか分からない。母を一人で帰しても良いのだろうか?

とのことで、医療コーディネーターへ相談があった。

そこでご本人も交えて話を伺った。話の中心は、一人暮らしをする上で心配な点・不安な点について明らかにしていくことであった。その中で、病気の進行具合だけではない心配事が浮かび上がってきた。それは夫を亡くしたばかりであり、これから気持ちが落ち込み、一人でいることによって鬱的な傾向がひどくなるのではないかという懸念であった。

そこで、母が母らしく生きていける場所はどこなのかを考えた。家族と一緒にいることが出来る今の家は安心だ、でも何もすることがない。田舎では一人にはなるけれど、友人が近くに住んでいる。都会で自分にできることを探しながら、友人を作っていくのか、田舎へ家族が移る可能性はないのか、などこの点を中心に話し合い、一番良い環境はどこかを話し合った。

結果として田舎へ帰ることが一番良いことだという思いを確認し、帰った後の注意点、連絡のとり方、いざという時のために家族が出来る準備、ケアマネおよび近隣病院の選び方、活用の仕方などのサポート体制などについて確認した。特に、あまり他人の干渉を受けたくない母であったため、病気の進行や鬱的傾向の有無などを評価するためには定期的にサポートする人材の介入が必要なことを提案。転居前にサポート体制を十分に整えること、サポーターとの連絡を家族も密に取ることの重要性を確認した。

話し合いを経て、本人も家族も、認知症を患い、さらに夫にも死なれたばかりである母が田舎に帰って一人暮らしをするという思い切った決断を納得して行うことができた。

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