70代女性 原因不明
相談者:40代息子
これまで特に持病もなく元気に過ごしてきた母が、物が飲み込みにくく、食欲が落ちてきたので精密検査をするために入院することになった。色々と検査をしたが原因は分からない。そこで内視鏡の検査をしたのだが、検査後の食事中に食べ物を喉に詰まらせ窒息。一時呼吸器を装着しなくてはならないほど悪化して、命の危険があると告げられた。
数日後、幸運なこと体調は回復したため呼吸器は外れた。しかし、意識は鮮明ではなく、呼びかけに何とか答えることが出来る程度。ほとんど寝たきりで過ごす体になってしまった。長期入院となることが予測されるため、これから入院出来る療養型の病院を探す事になった。
そこで、医療コーディネーターへ相談した。
まずは元気だった母を寝たきりに変えてしまった病院への憤り、不信の声を伝えた。つらつらとこれまでのことを語っていくうちに、例え病院側に落ち度があるとしても、過去のことを蒸し返しても元には戻らない、という諦めの気持ちが出てきた。話をしたことで気持ちが少なからず整理できたと思う。
今は、なぜなのか、という理由が知りたいという気持ちは確かにあるが、状況が落ち着いてから考え直そう、それよりもむしろ、どんなところで母の余生を過ごさせてあげるか、という点に最も注力したいと思えるようになった。そこで、母の療養環境について、母が何を求めているか、現実としてどのような選択があるのか、などのアドバイスをもらった。
医療コーディネーターによる医療相談
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